いつもの日常
1日目「いつもの心配」
「ミキ姉遅いな~部活ねぇのにな~」
こたつの机上に顔を乗せマイがのんびりと言った。
「ミキお姉ちゃんはきっと晩御飯の材料の買い出しに行ってるんだよ」
ミキをフォローするように発言したチサに対しマイはのほほんとした口調でゆっくりと、しかしはっきりと
「買い出しねぇ~、もう9時なのに?」
チサはあわてて時計を確認する。
時計は短針が9を長針が12を多少過ぎたあたりをさしていた。
現在は21:02分である。
それを見てマイはチサを小馬鹿にするように鼻で笑っていた。
「ユウ兄はどう思う?」
突然話を振られて困ったものの、ユウは少し考えてから
「もしかして家出なんじゃぁないかな?」
と、ユウは他人が聴いたらふざけているように聞き取れる考えを真剣な面持ちで言った。
少しの静寂があったものの、それを聴いてマイは笑いながら
「ミキ姉が家出?ないよ、だって家出する理由が――」
言葉が切れた。
マイの顔は冷や汗と思われる汗を頬に伝わせながら焦った顔をして続きを言う。
「――あったよ理由、昨日ミキ姉が買って来たあの店のあのケーキを食べちゃったことだよ、きっと」
「まさかそんなことで家出する訳が―」
「バカかお前は!! あの店のあのケーキを食べたなんて家出するに決まってるじゃん!!」
マイが辛そうに下を向き涙ぐむ。
「ユウもそう思うだろ?」
チサはユウに同意を求めるかのように尋ねる。
ユウは少しひきつったような顔をして答える
「ま、まぁ当然かな……」
(男の僕には分からないんだけど……)
「もう遅いから私は寝るけど、お前はしっかりミキお姉ちゃんの帰りを待てなよ」
見下すように言い残しチサはその場を後にする。
自分の部屋に行く途中チサはあることに気付いた。
そして、さっきまで自分がいたユウ達のいる部屋へと戻って行った。
中途チサはユウの言葉を遮るように
こたつの机上に顔を乗せマイがのんびりと言った。
「ミキお姉ちゃんはきっと晩御飯の材料の買い出しに行ってるんだよ」
ミキをフォローするように発言したチサに対しマイはのほほんとした口調でゆっくりと、しかしはっきりと
「買い出しねぇ~、もう9時なのに?」
チサはあわてて時計を確認する。
時計は短針が9を長針が12を多少過ぎたあたりをさしていた。
現在は21:02分である。
それを見てマイはチサを小馬鹿にするように鼻で笑っていた。
「ユウ兄はどう思う?」
突然話を振られて困ったものの、ユウは少し考えてから
「もしかして家出なんじゃぁないかな?」
と、ユウは他人が聴いたらふざけているように聞き取れる考えを真剣な面持ちで言った。
少しの静寂があったものの、それを聴いてマイは笑いながら
「ミキ姉が家出?ないよ、だって家出する理由が――」
言葉が切れた。
マイの顔は冷や汗と思われる汗を頬に伝わせながら焦った顔をして続きを言う。
「――あったよ理由、昨日ミキ姉が買って来たあの店のあのケーキを食べちゃったことだよ、きっと」
「まさかそんなことで家出する訳が―」
「バカかお前は!! あの店のあのケーキを食べたなんて家出するに決まってるじゃん!!」
マイが辛そうに下を向き涙ぐむ。
「ユウもそう思うだろ?」
チサはユウに同意を求めるかのように尋ねる。
ユウは少しひきつったような顔をして答える
「ま、まぁ当然かな……」
(男の僕には分からないんだけど……)
「もう遅いから私は寝るけど、お前はしっかりミキお姉ちゃんの帰りを待てなよ」
見下すように言い残しチサはその場を後にする。
自分の部屋に行く途中チサはあることに気付いた。
そして、さっきまで自分がいたユウ達のいる部屋へと戻って行った。
中途チサはユウの言葉を遮るように