そうだね。いないんだね。
幸せだった頃
あの頃は幸せそうだった
遠くまで散歩もしてもらえた
いつも
きれいに光っていた
その毛並みが
少しずつくすんでいったのは
大好きなおじさんが
居なくなってから
おばさんは
仕事で忙しくなって
君は
玄関の前に座り続けた
その前を通るたびに
君は
私を見る
「僕は歩きたい
みんなと遊びたい」
そう訴えるように
遠くまで散歩もしてもらえた
いつも
きれいに光っていた
その毛並みが
少しずつくすんでいったのは
大好きなおじさんが
居なくなってから
おばさんは
仕事で忙しくなって
君は
玄関の前に座り続けた
その前を通るたびに
君は
私を見る
「僕は歩きたい
みんなと遊びたい」
そう訴えるように