そうだね。いないんだね。
動かなくなった君が
運び出される時に

そこを通ったのは

偶然なんかじゃない


君が
私を

呼んでくれたんだ

さすがに
黙っては行けないな


そう思ってくれたんだね


だって

友達だもの


最後まで

大切な


友達だった


良かったよ

かたくなっていたけど
確かに君だ

君に触って

さよならって言えて


本当に良かった


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