ビターチョコレート
アブナイのはワイン
家に帰ってきて疲れを取るためにシャワーを浴び、これからマフィンを食べようとした所で家のインターホンが鳴る
こんな時間に誰だろう
彼氏ではないことは確定してるから…(彼氏はインターホンを鳴らすなんてご丁寧な挨拶はしないからね)うーん…まぁ出てみよう
「こんばんわ、美咲さん。ご予約のケーキをお持ちしました」
…朽木さん!?
すごい、【star&mint】って配達もしてるんだ…知らなかった…
「美咲さん?」
『あ、今開けますっ!』
私はドアを開いて朽木さんを家の中へ招く
「さすがに3種類のケーキを15個ずつは持ち帰るのが大変かと思いまして」
『はい、ありがとうございます!でもどうして私の家を知っていたんですか?』
「勝手ながら会員カードの登録表を見させていただきました」
なるほど…って!個人情報ですよね!?
そんな美しく微笑まれても騙されませんよっ?
「それからこちらも」
『…?なんですか?』
差し出されたのは…ワイン?
「このケーキたちに良く会うワインです。ご一緒に如何でしょう?」
『そうなんですか?ありがとうございます…。あの、お代は…』
「勝手に個人情報を見てしまったので全て無料にさせていただきます」
『え?そ、そんな…悪いですよ…』
「では、上がらせていただけますか?」
『は、はい…どうぞ?』
ケーキとワインが全て無料になるなんて…!!
45個のケーキがタダになるなら部屋に入れることくらいどうってことないよねっ!!
私は朽木さんをリビングへと案内した
*+*+*
新作ケーキもワインもとっても美味しくて
なんだか幸せな気分
はぁ…幸せすぎてクラクラしてきたよぉ…
「美咲さん…」
『ん、』
「すみません、アルコールに強そうなイメージがあったので…このワイン、度数かなり高いんですよ」
『あー…ん、。めったに、酔わな、いんですが…はぁ…っ』
「でもケーキと良く合う、でしょう?」
『…はぃ。』
フラフラ、クラクラ
ほんのり体が熱い
お酒、強いんだけどなぁ…
美味しくてたくさんたくさん飲んじゃった…
「美咲さん、キスしますね」
『え…ふむ、…っん』
「ちゅ…っ、甘い。美咲さんの唇は私の作るスイーツよりも美味しいですよ」
『んんっ…っぁ』
「…私は、貴女が好き。いや、愛しているんです。いっそ貴女を私だけの檻に閉じ込めてしまいたい…」
何を、言われてあるんだろう
私は今…朽木さんに何をされているの…?
思考が、追いつかない…
「美咲さんは、私だけのモノ…。ふふっ、例え今は他の男の女だとしても、ね」
*+*+*
気が付いたら私はベッドで寝ていた
頭…ガンガンする…っ
二日酔い…格好悪いなぁ…
ん、隣に誰かがいる…って!
『朽木さん!!』
「あぁ、おはようございます美咲さん」
『え、ぇえ…、どうして…』
確かに昨日は朽木さんを家に入れて…ケーキとワインを楽しんで…
それから何があったっけ…?
「昨日はすみませんでした。帰ろうと思ったのですが美咲さんが私の服の裾を離してくれなくて」
『!!!!す、すみませんでしたっ!!!』
「いえ、嬉しかったですよ?では私は帰りますね」
『はい!またお店に行きますねっ』
「お待ちしていますよ、美咲さん」
にこっとまた王子様スマイルを見せて朽木さんは帰って行った
…はぁ、酔っていたとはいえ彼氏以外の男性と一緒に寝てしまうなんて
確かケーキの残りは冷蔵庫に入れてあるって朽木さんが言ってたっけ
…あ、携帯が鳴ってる
誰だろう…あれ、朽木さん?
なんでメルアド知ってるんだろう
メルマガ会員にはなってないから知らないはずなのに…
"いつでも連絡下さい。またケーキを運びに行きます"
…ケーキを持ってきてくれるんだ!嬉しいな!
なんて都合の良いことを考えながら冷蔵庫に入っているケーキを一口食べる
うん、美味しい!!
今日は会社休みだしこのケーキを食べながら過ごそうっと!
こんな時間に誰だろう
彼氏ではないことは確定してるから…(彼氏はインターホンを鳴らすなんてご丁寧な挨拶はしないからね)うーん…まぁ出てみよう
「こんばんわ、美咲さん。ご予約のケーキをお持ちしました」
…朽木さん!?
すごい、【star&mint】って配達もしてるんだ…知らなかった…
「美咲さん?」
『あ、今開けますっ!』
私はドアを開いて朽木さんを家の中へ招く
「さすがに3種類のケーキを15個ずつは持ち帰るのが大変かと思いまして」
『はい、ありがとうございます!でもどうして私の家を知っていたんですか?』
「勝手ながら会員カードの登録表を見させていただきました」
なるほど…って!個人情報ですよね!?
そんな美しく微笑まれても騙されませんよっ?
「それからこちらも」
『…?なんですか?』
差し出されたのは…ワイン?
「このケーキたちに良く会うワインです。ご一緒に如何でしょう?」
『そうなんですか?ありがとうございます…。あの、お代は…』
「勝手に個人情報を見てしまったので全て無料にさせていただきます」
『え?そ、そんな…悪いですよ…』
「では、上がらせていただけますか?」
『は、はい…どうぞ?』
ケーキとワインが全て無料になるなんて…!!
45個のケーキがタダになるなら部屋に入れることくらいどうってことないよねっ!!
私は朽木さんをリビングへと案内した
*+*+*
新作ケーキもワインもとっても美味しくて
なんだか幸せな気分
はぁ…幸せすぎてクラクラしてきたよぉ…
「美咲さん…」
『ん、』
「すみません、アルコールに強そうなイメージがあったので…このワイン、度数かなり高いんですよ」
『あー…ん、。めったに、酔わな、いんですが…はぁ…っ』
「でもケーキと良く合う、でしょう?」
『…はぃ。』
フラフラ、クラクラ
ほんのり体が熱い
お酒、強いんだけどなぁ…
美味しくてたくさんたくさん飲んじゃった…
「美咲さん、キスしますね」
『え…ふむ、…っん』
「ちゅ…っ、甘い。美咲さんの唇は私の作るスイーツよりも美味しいですよ」
『んんっ…っぁ』
「…私は、貴女が好き。いや、愛しているんです。いっそ貴女を私だけの檻に閉じ込めてしまいたい…」
何を、言われてあるんだろう
私は今…朽木さんに何をされているの…?
思考が、追いつかない…
「美咲さんは、私だけのモノ…。ふふっ、例え今は他の男の女だとしても、ね」
*+*+*
気が付いたら私はベッドで寝ていた
頭…ガンガンする…っ
二日酔い…格好悪いなぁ…
ん、隣に誰かがいる…って!
『朽木さん!!』
「あぁ、おはようございます美咲さん」
『え、ぇえ…、どうして…』
確かに昨日は朽木さんを家に入れて…ケーキとワインを楽しんで…
それから何があったっけ…?
「昨日はすみませんでした。帰ろうと思ったのですが美咲さんが私の服の裾を離してくれなくて」
『!!!!す、すみませんでしたっ!!!』
「いえ、嬉しかったですよ?では私は帰りますね」
『はい!またお店に行きますねっ』
「お待ちしていますよ、美咲さん」
にこっとまた王子様スマイルを見せて朽木さんは帰って行った
…はぁ、酔っていたとはいえ彼氏以外の男性と一緒に寝てしまうなんて
確かケーキの残りは冷蔵庫に入れてあるって朽木さんが言ってたっけ
…あ、携帯が鳴ってる
誰だろう…あれ、朽木さん?
なんでメルアド知ってるんだろう
メルマガ会員にはなってないから知らないはずなのに…
"いつでも連絡下さい。またケーキを運びに行きます"
…ケーキを持ってきてくれるんだ!嬉しいな!
なんて都合の良いことを考えながら冷蔵庫に入っているケーキを一口食べる
うん、美味しい!!
今日は会社休みだしこのケーキを食べながら過ごそうっと!