話し屋 (短編集)
先輩はまたあの題名のない曲を弾いている。



最近この曲を弾く回数が増えた気がする。



私は、先輩が弾き終わるまで音楽室の前で待っていた。



なぜか、この曲を弾いている間は、邪魔しちゃいけないような気がしたからだ。



そして、曲が終わり私は音楽室の中に入っていった。
< 17 / 56 >

この作品をシェア

pagetop