話し屋　（短編集）
終わらないあの日　（微ホラー）
クラスの一人が突然消えた。


そして、消えた１週間後、彼女は雑木林の中で死体となって見つかった。


その死体となって現れた少女の名前は月島沙羅。



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彼女の葬儀から３日が経った。


しかし、クラスの様子は悲しみにくれるとかそんなものはなく、いつも通り。彼女が死ん


でも別段、何も変わらなかった。



変わったといえば彼女が元座っていた机の上に花が置かれている事位だろうか。



「月島さん本当に死んじゃったんだね～。まぁ、元から存在薄い子だったから何も変わらないけど。」


「だね～。でもさぁ、なんで学校の近くにある雑木林なんかで自殺したんだろうね～。」

彼女の死因は詳しい事は知らないが“自殺”とされていた


自殺の動機は不明。学校でいじめられていた訳でもないし、家庭事情も悪くない。


なぜ、なぜ彼女は自殺したのだろうか？？


彼女と仲がよかった訳じゃない。話た事だって特にない。なのに、なぜ彼女が死んでしまったのか気になってしょうがない。
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表紙・目次

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