話し屋 (短編集)
「う~ん。どうしようかなぁ・・。」


いくらこんな変な奴、あっ!名前は拓郎だとしても、女子トイレに入ることにはさすがに抵抗があるのだろう。



なんたって高校生だ。



何ともお年頃。微妙な歳だ。




「う~ん。誰にも見つからず女子トイレに入れるかなぁ~。」



前言撤回。



こいつはお年頃の癖に全く女子トイレに入ることに抵抗がなかった。



ただ、ばれないように入るにはどうしたらいいか考えているだけだった・・・。
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