話し屋 (短編集)
「こんな素敵で幸せな文章、遺書とは言わないわ。そう、しいて言うなら・・・ラブレターってとこかしら。」
と私は、年甲斐も無く少女のように笑う。
「でも、雅彦さんがどうしても遺書と主張するなら、これは愛の遺書と呼びましょう。」
と空に微笑みかける。
「手紙の返事は、私がそっちに言ったとき直接するわ。それまで待っててね。」
そう空に向かって言ってから私は大事に大事に愛の遺書を持って旦那の仏壇へと向かった。
空は、珍しいくらいの快晴だった。
愛の遺書 end
と私は、年甲斐も無く少女のように笑う。
「でも、雅彦さんがどうしても遺書と主張するなら、これは愛の遺書と呼びましょう。」
と空に微笑みかける。
「手紙の返事は、私がそっちに言ったとき直接するわ。それまで待っててね。」
そう空に向かって言ってから私は大事に大事に愛の遺書を持って旦那の仏壇へと向かった。
空は、珍しいくらいの快晴だった。
愛の遺書 end