話し屋 (短編集)
透明感のある綺麗な旋律。



ずっと聞いていたくなるような感覚。



ああ・・・私、この音好きだなぁ・・。




ボーっと聞いているといつの間にか曲は終わっていた。




「やっぱりすごいね。」



「何が??」



「えっとあなたの音。私あなたの音好きなんです。」



まるで、あなたの事好きなんです。と言っているようだと気付き、言い終わってから顔が熱くなった。



「初めて言われた。」
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