あいかたっ!!!
「黒崎っ!?」

白神くんがすごく驚いた顔で私の目を覗き込む。
一瞬なんで白神くんが驚いてるのか分からなかったけど、
慌ててテーブルに置かれたナフキンを何枚も私に差し出す白神くんをみて、
自分が泣いていることに気付いた。

そして、必殺

「目潰しっ!!」

「不意打ちっ!?」

相当痛かったのだろう、目を抑えながらもがいている。

そしてようやく涙目ではあるが目を開いた。

「黒崎なにすん「見ないで!!」…え??」

私は一生懸命顔を隠した。
泣き顔なんて誰にも見られたことないのに…
こんなのダサすぎるじゃないか。

でも、ちっちゃく

「ありがと」

って、言ってみた。
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