SoUnD～僕らの世界～

恐る恐る聞いてみると、未那の顔が一気に真っ赤になった。


「ち、ちがっ、だから！そういうんじゃないって！！」



思いっきり焦っているのをみて、きっとその通りなんだろうと思った。


「だったら、一緒に寝てもいいけど・・・ただ」


「ただ？」



「理性飛んだらごめん」




「っ・・・ば、ばか！」


「いてっ」



バンバンと叩かれるその威力は、割と強くて痛かった。


未那の手を掴み「わかったから！」と、なだめた。



「眠いんだろ？ほら、寝るぞ。」


未那の手を掴んだまま、寝室へ向かう。



これじゃ、俺が誘ってる見てぇじゃん・・・。



俺は未那のベッドに腰掛けた。



「はぁっ、ベッドってやっぱ落ち着くな。」


「・・・一日の疲れが飛んじゃうよね。」



「だな。」



未那はというと、なぜか俺の隣に来ようとしない。


「なんで座んない？」


「え、いや、別に・・・」



それでもモジモジする未那の手を再度掴み、グッと引き寄せた。


トサッ―――


「っ、ま、雅！」