SoUnD~僕らの世界~
ほらまたこうやって俺の主題がどこかにいく。
昼休みなんかあっという間で、もう残り五分だしな。
「あ、やべ、次移動じゃね?」
「あ、ホントだ。片づけて行かないとね。」
「俺の話は~~~!」
「「あ。」」
その後、すぐ片づけて移動教室の場所へ向かった。
「雅、放課後な!」
「お昼休みってこんなに短かったっけね?」
「「あはは~」」
あはは、じゃねぇっての。
午後の授業もしっかり受けて、放課後。
部室である視聴覚教室にて、少しの間話をした。
現在時刻三時四五分。
陵が来るまで残り一五分。
「陵が来るまで話しましょう。」
紗奈のその一言で始まったわけですが・・・。
「さっきのこの問題わかんなくなかったか?」
「あぁ、それ。私も最初はわからなかったけど、これをこうしたら・・・ね?」
「すげ。あ、こういうことか!」
「・・・・・・」
さっきの授業の問題で盛り上がっています。
その間俺はギター片手にパランッパランッ、と弦をはじいていた。
「あ、やっべ!雅がすねてる!!」
「あ!雅、ごめん!」
「いいよ・・・。その問題には答えがあって簡単だろうけど、俺の問題には答えがないんだからさ・・・。悩んだって結局同じだっての・・・。」