赤い瞳の先に~吟遊詩人の歌~
ユールの行くところ、狩りは常に獲物に満ちて、戦場においては誰も彼に傷を負わせる事はできなかった。


それゆえ、邪眼の持ち主として畏れられた訳だが――


ユールの赤い瞳に映るのが何であるのか、誰も知る者はいなかった。



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