赤い瞳の先に~吟遊詩人の歌~
「私のこの赤い瞳は、母が妖魔に願掛けをして授かった物。この目に映るは、<真実>」


ユールが請うように口づけると、蝶が生まれるように魔女の姿が変わった。





輝く銀河の髪した妖魔の姫君がユールの腕の中にいた。


左目は瑠璃(ラピスラズリ)

右目は深き闇の色


額と胸元には、闇の呪いの印があった。



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