蜜愛シンドローム ~ After Party ~
慰労会
※こちらは「蜜愛シンドローム」の
パラレル談話編となります。
ネタバレが多々入っておりますので
未読の方はご注意ください。
なお、全登場人物が、それぞれの結末を
知っているという前提です。
----------------------------
とある日の午後。
絢乃は気の抜けた顔で力なくキーボードを叩いていた。
・・・なんかこの頃、疲れが抜けない。
仕事が忙しいせいというのもあるのだろうが・・・。
「・・・秋月先輩」
「・・・」
「秋月先輩」
隣から声がする。
ふと横を見ると、隣の席に座った黒杉純也が絢乃の方をじっと見ていた。
「───大丈夫ですか? 秋月先輩」
「・・・黒杉君・・・」
「この頃、よくボーっとしてますね? まぁ、前からではありますが・・」