SEXOFFLINE~セックスオフライン~
ある日の放課後、マリアは都心の大型書店を訪れていた。
(落ち着く)
大量の本に囲まれていると、マリアは安らぐのだ。
外国文学コーナーで立ち読みをしていると、スマホに受信音。
先日の男からのメールだ。この一週間、毎日何通も送られてくる。
今までも「マリアにまた会いたい」という男は何人もいたので、さして気にはしていなかったが、ここまで執念深いのは初めてだった。
マリアは無表情でスマホをしまい立ち読みに戻った。