SEXOFFLINE~セックスオフライン~
ショーウィンドウに展示された服に、マリアは恋に似た気持ちを抱くことすらある。
いや、彼女にとっては恋そのものかも知れない。
そんなとき、マリアはショーウィンドウに張り付いたままうっとりして時間を忘れてしまう。
お目当ての商品が売れてしまうと、まさに失恋した気分になるのだが、彼女はそんな自分の心の動きをも、楽しんでいた。
店員達は毎日のようにやって来るマリアに慣れており、ことさらに声をかけて来ない。