俺は恋する乙女


"そんなことどうでもいい。
そんなことより
新庄さまに手ださいように
しっかり釘さしときなさい。"


そー言って教室に入ってきたのは
さらさらの髪をなびかせて
目も大きく話も高い
美しい女の子だった。


"ハッ篠田さん。すみません。"
"篠田さんおはようございます。"

クラスの全員の女の子が
口を揃えていう。


みんなが頭を下げてるなかを
通ってその美しいは席についた。

それを見るとさっきまで
談笑してた女の子たちも
一斉に席につく。


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