冬の思い出 【実話】
「もえのー!!
はよ起きなさい。」




お母さんの声で目を覚ます。



そっか。

今日から中学生なんだ…




不安が募りつつも

真新しい制服を着て

学校へと車を走らせる。





一年生の階に上がり

各教室の前には大きい紙が

一枚ずつ貼られてあった。





その紙は

担任の名前に生徒の名前が書いてある。





あたしは1番端の

1年F組だった。





紙を見てあたしは驚いた。




そこには小さい頃の

友達の名前があったから。

これには親も驚いていた。





そしてもう一つ。


紙には藤原宏樹と書かれていた。



< 10 / 11 >

この作品をシェア

pagetop