私の好きだった人。


「副班どうしよっか?」


笑いがおさまった頃、私がみんなに向かって聞いた。


「佑真、やる?」


誰も何も言わなかったから、とりあえず佑真に聞いてみた。


「頼りにならない俺はやりません」

「根に持つなよ!」


彰がそう言ってまた笑う。


「もう、班長がうちじゃん、副班は佑真ね。あと、時間確認する人!どうしよっか?」

「じゃあ俺やる」


珍しく、立候補した幸樹。


「え、できんの?」


私は、思わず即座に聞いた。


「できるよ!」

「じゃあ、幸樹ね。後は会計?」

「杏華やる!」


今度は杏華が立候補。


てな感じで、係り決めが終わった。

次は行きたい場所。


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