熱帯夜
「西川さんっ食べてますか?!」
「食べてるよー!こう見えて、結構食べるんだよー」
「えーなのにその細さー?!羨ましいーっ!」
「そんな事ないよ」
君は、笑顔でそう答えた。
この日は特に盛り上がった。
職場の休憩室でも、よくこのメンバーではしゃいでいた。
「ねぇ、皆でプリクラ撮らない?」
「え、お前ガキだなぁ」
「良いじゃーん撮ろうよぉー」
「今時のプリクラって凄いんでしょ?」
「あー、目が大きくなったり?」
「そうそう!肌の色もさ、自分で決められるんだよ?!凄くない?!」
「え、それって詐欺じゃね?」