樹海を泳ぐイルカ
今朝は目覚ましより早く目が覚めた。
夢をみていた気がする。
透き通るスカイブルーの水中。
そこには、色鮮やかな魚もいなくて、触手を四方八方に伸ばしたイソギンチャクもいない。
ただ、青という世界のなかに僕はいた。
目を塞ぎたくなるような白い光が差し込む。
僕はそれを目指して泳いでいた。
行きつく先が天国か地獄か、それよりもっと違うなにかなのか
わからないけれど。
結局、その光に圧倒されて僕は目を覚ました。