御曹司なんてお断り★番外編★
仕方ないから、
志保を後ろから抱きしめる。
そして、
ベッドの上にある避妊具に手を伸ばす。
「俺は、いつ子供できてもいいんだけど?
そしたら、志保は俺から離れないだろ?」
「-----私は…
昴さんの元を・・・離れませんよ?」
その言葉に、俺は心をわしづかみにされる。
ドキンと高鳴る胸を
聞かれないように平常心を装うのが大変だ。
「そっ。それにーーーー
あのぅ。まだ二人で楽しみたいっていうか…
私も昴さんを独占したいので、
避妊してくれます?」
その言葉に、もう、理性が吹っ飛ぶ。
思わず、志保をぎゅっと抱き寄せてキスする。
でも、ちょっとくらいなら
意地悪してもいいよな?
俺は、さっきとった避妊具をちらりと志保の前に差し出して、
にこりと極上の笑顔で言ったんだ。
「じゃぁ、志保がつけさせて?」
「え??はぁ?! 嫌ですっーーー!!!!」
また、顔を真っ赤にして
俺と志保はベッドの上でじゃれあうのだった。
★ベッドの上★おしまい★