恋愛レッスン~部下の甘い囁き~
オレは茉緒を連れ去ろうと、

腕に手を伸ばした。

・・・・?!

「茉緒に触れないでください」

・・・

そう言ってオレの手を掴んだ類。

「茉緒はオレの彼女なんだ。

類に関係ないだろ?」


「何を言ってるんですか?

茉緒は、鮫島さんに

別れを切り出したはず・・・」


「オレは認めてない」

・・・

大人げないのは分かってる。

でも、オレの気持ちは、

茉緒から離れられない・・・

・・・

「圭吾」

・・・

オレの名を呼んだ茉緒は、

とても悲しそうな顔をしていた。

「何で今、こんな男といる?」

苦し紛れに言った。
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