恋愛レッスン~部下の甘い囁き~
・・・

オレは今どんな顔をしてるんだろう。

・・・

きっと情けない顔だろう。

・・・

俯くオレに、

茉緒が手を差し伸べた。

・・・

「類、帰って」

「茉緒、何言って?!」


「圭吾と、ちゃんと向き合わなくちゃ。

圭吾を苦しめてるのは、私だもの」


「鮫島さんとなんていかせられない」


「類・・わかって」

・・・

その場に立ち尽くす類。

・・・

茉緒はオレの手を引いて、

歩き出した。

・・・

連れてこられたのは、

茉緒のマンションだった。

「入って。

ここでなら、

何も気にせず話せるでしょう?」
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