恋愛レッスン~部下の甘い囁き~
・・・

何でこんな時に限って、

胸が高鳴るようなこと言うの?

・・・ズルいよ、類。

・・・

「そんなこと言わないで・・・

類はまだ、やり直せる。

他に素敵な人探して」

もうこれ以上、ここにいられなかった。

だって、泣いちゃう。

・・・

類の傍を、

離れられなくなってしまう・・・

・・・

私は、部屋のドアを、開けようとした。

「あんな男なんかのところに

行かせない・・・

オレにだって、茉緒が必要だよ。

他の女なんていらない」

そう言って、私を引き寄せたかと思うと、

ベッドに押し倒した。

・・・

「・・・類」

我慢していた涙が流れてしまった。
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