恋愛レッスン~部下の甘い囁き~
そんな私を見た晴香は、

苦笑した。

「赤坂部長、

そんなに化粧してどうしたんですか?」


「あ~・・・

ちょっと、クマ隠し?」

そう言って笑ってごまかした私。


「ダメですよ?寝不足なんて、

お肌に悪い!!仕事、そんなに大変なら、

私にもたくさん押し付けてください。

赤坂部長の為なら、私も、他の社員も、

ひと肌でもふた肌でも脱ぎますよ!」


そう言って、私の両手を掴んだ晴香。

・・・

良い部下を持って私はなんて幸せ者。

・・・

でも、寝不足の原因は、

仕事じゃないって・・・言えない。


「ありがとう・・・

なんかあったら、絶対協力してもらうから」


「そうですか?

じゃあ・・・

私は仕事に戻りますね」


「うん」
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