恋愛レッスン~部下の甘い囁き~
打ち上げ会場からテラスに出た私は、

シャンパンを飲みながら、

成功の余韻に浸っていた。

・・・

「お疲れ様」

「あ、お疲れ様」

私に声をかけたのは、

圭吾だった。

「何事もなく終わってよかったな」

「うん・・・

途中、ヒヤッとしたこともあったけど、

無事に終わってくれて、

本当に良かった」

私の笑顔を見た圭吾は、

微笑んだかと思うと、

私の頭に手を当て、

キスをしようとした。



・・・


「・・嫌」

・・・

拒否された圭吾も驚いていたが、

拒否した本人の方が、

もっと驚いていた。

・・・

「俺たち、付き合いだしたんだよな?」

圭吾の質問が飛ぶ。
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