変わらない想い
告白
金曜日の1限目
体育館で全校集会
校長の長ったらしい
しょうもない話が
ウザかった。
校長の話が終わり
周りがザワつきはじめた。
「セイラ
マサヤ先輩ステージで
マイク持って立ってるよ
何かはじめんの?」
えっ!?
えぇっ!?
マサヤはマイクを持ち
1年のほ~を見て
いきなり
「1年3組の
マリちゃん
オレ以外の男と
付き合ってほしくね~から
だから・・・
オレと付き合ってほしい!」
えぇっ!!?
全校生徒の前での
告白!
クラスの友達から
「セイラの
お兄ちゃんだよね?」
「セイラの
兄ちゃんすごくない!」
クラスの皆が
私を見る
ヤダっ!
恥ずかしいんだけど・・・
帰りたい・・・
なに考えてるわけっ!
「月曜日に返事聞かせて
その間マジで
オレのこと真剣に考えてくれよ!!」
皆の視線はマリにいき
マリの顔は
真っ赤になっていた。
先生達から腕を掴まれ
ステージから
引きずりおろされていた。
マリは
目がパッチリ
髪の毛なんか
サラサラのストレート!
誰もが羨むカワイ~系
タクが
「マサヤ先輩
やっぱスゲぇ~よな!
全校生徒の前で
告ってさぁ~勇気あるよな」
でも信じられない!
なんで
あんなのが
私の
お兄ちゃんなわけ?