変わらない想い
サキとタカちゃんは
いつも一緒に過ごしていた
二人共、幸せそうだった。
私の家でシュン君と
クリスマスは
どっちの家に泊まるかで
少々もめていた。
「オレ、セイラんちがいい
絶対セイラの部屋に泊まっから」
「私は、シュン君の部屋に
泊まりたいもん
だってクリスマス
マリが、お兄ちゃんの部屋に
泊まりに来るんだよ
私とお兄ちゃんの部屋
隣同士なんだよ
絶対イヤだから」
私はその場にあった
タオルをシュン君に
投げつけた
シュン君は
タオルを丸めながら
「別にマリちゃんが
マサヤの部屋に
泊まりに来よ~が
関係ね~だろ」
丸めたタオルを
私に投げつけてきた。
「だって・・・
夜中に隣の部屋から
変な声とか聞こえたら
イヤでしょ!」
私は絶えられないし
ど~にかなっちゃう・・・
「はいはい、分かりました
オレの家でいいよ」
ちょい不満そうな
顔をしている・・・
「ホントに?」
「あぁ、そのかわり~
一緒風呂入ろうな」
「イヤだ!!」
ぜ~ったい無理だもんっ!