変わらない想い
噴水の正面前
12月28日
朝からため息
今日は、トモキ君との約束の日。
夕方過ぎ
トモキ君からメールが
【今から迎えに行く】
【うん】
ベッドの上に寝転がり
素っ気なく返信
30分程で家のチャイムが
(ピンポ~ン)
インターホンに出て
「今、出るから」
バッグを持って玄関に
トモキ君の鼻は
寒さで
真っ赤になっている
「トモキ君
何処に行くのよ!」
「まだ教えね~」
トモキ君の自転車の後ろに乗り
腰に掴まった。
「セイラ、寒くね~か?」
「うん、大丈夫」
自転車を走らせ
30分は経ったよね?
「トモキ君
まだ着かないの?」
「もう着くからよ」
私、トモキ君と
何やってんだろ・・・
「セイラ、着いたぞ」