変わらない想い
トモキ君の手がポンと
私の頭を軽く叩く
「セイラ・・・
ためしてみよ~か?」
トモキ君の顔を見上げ
「何を?」
「だからよ~
ここで・・・なぁ」
「何よ!!?」
「目、閉じろ」
え゛ぇぇぇええ!!!
「なっ・・・何言ってんの!」
私は焦りはじめた
「いいから閉じろって」
「絶対イヤ!」
何で目を閉じないと
いけないのよ!
「早く目を閉じろって
言ってんだろ~が」
「イヤだ!」
私の肩に手を置き
いきなり私を引き寄せ
トモキ君と唇が重なった。
なっ何!?
なにっ!!???
トモキ君を押しのけ
「ちょっと!!
信じられない
ど~いうつもりなの
意味分かんないんだけど」
からかってるの?
からかってるんでしょ。