変わらない想い

月曜日の朝


マサヤは
かなり早くから
目が覚めてたみたいで


何度も鏡見ては
チェックしまくりで

ソワソワして
落ち着かない様子だった。



私はいつも通り

サキとタクを
迎えに行って学校へ。


教室に入ると


ヒロシが



「セイラ、マサヤ先輩
いよいよじゃん

1年3組の教室
覗きに行くぞ!!」




私とサキ、ヒロシが
廊下に出たとき


マサヤの姿があった。



男子トイレに


トモキ君とシュン君が
隠れて心配そうに見ていた。



3組の教室前




「マリちゃん
こっちに来てもらっていい?」




マリが教室から出て来た。




「おはよう」




「おはようございます・・・」



お互い
照れちゃってる


二人は
ぎこちない感じで

マサヤは
不安そうな顔をしながら




「・・・マリちゃん
マジで真剣に

オレと付き合ってほしい!」



マリは下を向いたまま


少しの沈黙




「・・・マサヤ先輩
彼女にして下さい」




えっ!!?



ウソっ!!?



マジっ!!?



マサヤはデカイ声で



「よっしゃぁぁああ~!!」



廊下に
声が響き渡る


マサヤは
ガッツポーズ!



悪いけど私・・・


100%フラれると
思っていたから


驚きと
変なドキドキで


二人を見ていた。


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