変わらない想い
「セイラ、もうすぐ大晦日だろ
大晦日は皆で
初詣に行くからな」
「えっ?皆って誰?」
もしかして
トモキ君も・・・?
「マサヤ、マリちゃん
トモキ、アヤカで
セイラ、イヤか?」
「いいよ・・・」
二人じゃ~ないんだ
いつも皆と一緒だよね
トモキ君とは、今まで通り
普通に話せばいいよね
大丈夫、大丈夫・・・
トモキ君だって
いつもと変わらず
話してくるだろうしね。
シュン君に寄り添って
不安げに顔を覗き込み
「シュン君、私のこと
嫌いにならないでね」
「ならね~よ」
「本当に?」
「あぁ、本当に!!」
「シュン君~」
シュン君を押し倒し
私からキスをした。