変わらない想い

マサヤは今さっきまで


マリちゃんって
呼んでいたのに



「マリ」



すでに呼び捨て!



「マリ、オレと
喋る時は敬語で喋るな!
タメ口でいいぞ

敬語で喋られると
先輩、後輩みたいで
イヤやし

てかオレのこと
マサヤでいいからな!」




「うん、分かった」




二人は
携番とメアドの交換


あの不安そうな顔から
嬉しそうな顔になっている。


なんか早くない?

こんなもんなの?




トモキ君とシュン君は



「よかったじゃん」と


自分のことのように
喜んでいた。



マサヤとマリは
毎日部活が終わると

寄り添って
楽しそうに話している。


手を繋いで帰る
二人の後姿は



誰が見ても

お似合いのカップルだった。



それから


数日後



私にとって


ビックリするくらい


忘れられない


出来事が待っていた。



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