変わらない想い
「セイラ・・・」
振り返ると
トモキ君の姿が
「セイラ、寒くね~か?」
「大丈夫だよ」
私の横に座り
「なぁ~このまま二人で
消えちまお~か」
「トモキ君、飲みすぎ!
早く部屋に戻ったら
アヤカ先輩、待ってるよ」
トモキ君は立ち上がり
私はトモキ君を見上げ
「ん?」
「セイラ!
オレとの約束
絶対、絶対守れよ
いいな分かったか!」
そう言って
部屋に戻って行った。
何!?
約束って!?
私、トモキ君と約束とか
何もしてないよ!
トモキ君、飲みすぎて
酔っているから
誰かと勘違いして
おかしなこと言ってるって
私はそう思っていた。