変わらない想い
6月の下旬
3年の廊下では授業をサボり
マサヤ、シュン
トモキ、アヤカ
四人で座り込んで話していた。
マサヤが
「シュン
早く女つくれって!
お前、好きな女いね~のか?
シュンは今まで
四、五人と付き合って
早くて1週間
長くて1ヶ月も続かず
別れてたよな
それも
全部女から告られて
付き合って
シュンが振るって感じでよ
マジで
スキな女いね~のか?」
マサヤは
自分に彼女ができたことで
早くシュンにも
彼女を作ってもらいたい思いで
シュンに突っ込む。
「・・・オレ
実は3年も前から
スキな女いるし
ず~っと片思いやし・・・」
「はぁ?いるのかよ!
何で今まで
オレ達に黙ってた?」
皆はシュンの顔を見る
「話そうとは
何度も思ったけど・・・
バカにされて
笑われそうでさぁ~
なかなか
言い出せなくてわり~」
「バカにしたり
笑ったりするわけね~し
その女、男いね~のか?」
「トモキ、いね~よ
スキなヤツはいるかもな?」
マサヤは
立ち上がり
「シュン!
今から告りに行け!!
一緒の学校か?」
「あぁ・・・」
「なら今すぐ行け!!」
「ちょっ!?
ちょっと待てって
マサヤ、告りに行け!って
言われても
ぜってぇ~無理!!」
皆はシュンに
(行け、行け)と
攻めている。