変わらない想い
3学期・卒業
3学期が始まり
シュン君達は
もうすぐ高校受験
シュン君達三人は
私とマリが部活の間
教室で勉強。
三人共、頑張っていた。
私もマリも
邪魔しないように
会う時間を減らしたり
電話やメールも控えていた。
淋しいけど
頑張って
受かってほしいから
ガマン、ガマン。
受験二日前の夕方
部屋でTVを見ていて
あ゛ぁぁぁあ!!
トモキ君に
お守り渡してない!
すっかり
忘れていた。
トモキ君の携帯に掛け
「トモキ君
今から家に行ってもいい?」
私は携帯を片手に
バッグを掴み
お守りを
「今からって
外真っ暗だぞ、急用か?」
「うん、今から行くから」
トモキ君と携帯で喋りながら
部屋を出ようと
ドアを開ける
「外、暗くて危ね~から
オレがセイラの家に行く
いいな!」
「うん・・・ゴメンね」
私はドアを閉め
バッグから
お守りを取り出した。