変わらない想い
(ピンポ~ン)
「セイラです」
「は~い」
「おじゃまします」
二階のシュン君の部屋に
私は鞄を抱きしめ
「シュン君、どうだった??」
「うぅ~ん、ヤバいかもな!
面接マジ緊張したし
試験もムズかったし
自信ね~よ」
「大丈夫
私が、一日祈ってたし
お守りがあるから
お兄ちゃんとトモキ君は?」
「二人共自信ね~って
言ってたぞ!!」
あんなに勉強したんだもん
三人共、頑張ってたの
知ってるから
「皆、頑張ってたし
大丈夫だよ!
・・・もしも、もしもだよ
三人共ダメだったら
私が抗議の電話するから!」
「頼んだぞ」
「まかせて」
お願い・・・
三人共、同じ高校に行かせて。
「セイラ、もっと近くに来いよ」
シュン君の横に座った。