変わらない想い
「お前3年も前から
スキになって
このまま、また
想い続けて~のか!」
マサヤが言う
「お前に
オレの気持ちが分かるか!
オレが小学校6年の時
その女は小4!
オレが中1の時
その女は小5だぞ!
中学生のオレが
小学生の幼いガキのこと
マジでスキになって
めちゃくちゃスキで・・・
笑っちまうだろ・・・」
「その女、今中1か?」
「・・・・・」
「女の名前は?
シュンが話があるって
その女に伝えてこようか?」
アヤカが聞く
アヤカもシュンに
早く彼女ができたらって
思っていた。
「少し考えさせてくれ・・・」
シュンは
堅い表情で
教室に戻る。
昼休み
マサヤ、トモキ、アヤカが
廊下で話していたとき
シュンが走って来て
「オレ
今から告ってくる!
オレの気持ち伝えて
スッキリさせてくるよ
フラれても笑うなよ!!」
「行ってこい!!」
「がんばれよ!!」
皆の言葉に
気合を入れ
1年の教室に向かった。
マサヤ達はこっそりと
シュンの後をつけ
1年の
男子トイレに隠れた。
1年4組の教室の前で
シュンは止まり
廊下から
4組の教室を見回し
手招きをした。
教室から出てきた女
それは
セイラ