変わらない想い
シュン君が
いない学校なんて
つまんない・・・
楽しくない・・・
中庭に
私、一人
私の横には
シュン君はいない・・・
「セイラ~
ここでサボって何してんだ!」
「タク、授業は?」
「教室にセイラいね~から
オレもサボった」
タクは、私の目の前に座り
「セイラ~教室戻んね~のか?
一人でいてもつまんね~だろ」
教室にいても
つまんないもん・・・
「・・・あの教室キライだもん
サキとも違うクラスだし
楽しくない・・・」
膝を抱えて座り
顔をふせた
「セイラが授業サボってばっかだと
シュン先輩、心配すっぞ
なぁ、教室戻るぞ」
タクは私の手を取り
私を立ち上がらせ教室に。
「お前ら、授業始まってるぞ」
数学の先生はキツイ顔で
私とタクを見る。
「気分悪くて保健室で休んでたんで」
タク・・・
ありがとう
席につき教科書を開いた。