変わらない想い
昼休みは、皆でお弁当を食べ
サキはタカちゃんと
手を繋ぎ非常階段に座り
楽しそうに話している。
離れて
二人の姿を見ている
私達。
「タカちゃんとサキ
お似合いだよな
早くオレも彼女ほしいし」
「ヒロシは
面白いからすぐできるって」
面白い人って人気だし
そのうちヒロシにも
「んっ?面白い?
カッコイ~とかじゃ~ね~んだ」
鞄の中をあせくり
「カッコイ~わけないじゃん
はい、これで自分の顔見て」
鏡を渡した。
「オレ、イケてるし
何か問題でも?」
「その顔
意義ありでしょ!」
もう少し顔がイケてたら
文句なしなんだけど・・・
「セイラは
カッコイ~ヤツと
面白いヤツどっちがいいわけ?」
「両方!」
「欲張り女め!」
ヒロシといると
本当に楽しかった。