変わらない想い
教室に戻り
タクは
怒った感じの口調で
「セイラ!
ヒロシと仲よすぎんだよ!
いつも二人で
楽しそうに喋ってよ
オレ、マジつまんね~」
「タクはモテるから
彼女すぐできるよ
そしたら
毎日楽しくなるって」
5限目が終わり
サキとタク、私は
体育館に部活を。
私は、1年の部員達を
可愛がっていたから
後輩達に慕われていた。
1年の後輩達とは
仲よかったけど
アヤカ先輩が卒業してからは
3年の先輩達から
嫌われていた。
別に先輩達と
仲良くしたいとか
思ってないし
私のこと慕ってくれる
後輩がいるだけで
嬉しかった。
後輩達は
「セイラ先輩
サキ先輩から聞いたんですけど
セイラ先輩が1年のころ
3年の先輩を
ボッコボコにしたって」
サキ、喋ったな!
「軽くボコっただけで
ボッコボコじゃ~ないし」
あのときは
先輩が先に手を出してきたから
ムカついて殴ったんだけど
先輩が弱かったのもあって
私が勝っちゃっただけ・・・
「セイラ先輩
カッコイ~ですよ
憧れちゃいます」