変わらない想い

教室に戻り


タクは
怒った感じの口調で



「セイラ!
ヒロシと仲よすぎんだよ!

いつも二人で
楽しそうに喋ってよ
オレ、マジつまんね~」




「タクはモテるから
彼女すぐできるよ

そしたら
毎日楽しくなるって」




5限目が終わり

サキとタク、私は
体育館に部活を。



私は、1年の部員達を
可愛がっていたから

後輩達に慕われていた。



1年の後輩達とは
仲よかったけど

アヤカ先輩が卒業してからは
3年の先輩達から
嫌われていた。



別に先輩達と
仲良くしたいとか
思ってないし


私のこと慕ってくれる
後輩がいるだけで

嬉しかった。



後輩達は



「セイラ先輩
サキ先輩から聞いたんですけど

セイラ先輩が1年のころ
3年の先輩を
ボッコボコにしたって」



サキ、喋ったな!



「軽くボコっただけで
ボッコボコじゃ~ないし」



あのときは
先輩が先に手を出してきたから

ムカついて殴ったんだけど
先輩が弱かったのもあって
私が勝っちゃっただけ・・・





「セイラ先輩
カッコイ~ですよ
憧れちゃいます」



< 191 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop