変わらない想い
「シュン先輩んち行くのか?」
「うん、行くよ」
タクと別れて
シュン君の家に。
(ピンポ~ン)
「セイラです」
「は~い」
「こんばんは、おじゃまします」
シュン君の部屋に。
「セイラ、昨日はゴメンな」
「シュン君!
顔のアザすごいよ!」
私は顔のあざに
びっくり!!
「チャリで転んでな」
ウソばっか
ケンカのアザのくせに
私は知らないふりをしていた。
「シュン君
お弁当は何が食べたい?」
「から揚げと玉子焼き
それとタコのウインナー」
私はノートに
シュン君の食べたいものを
メモっていった。
「分かった
頑張って作るから」
張り切ってやるし
シュン君を
ビックリさせてやるもんね!
「なぁ~学校で淋しくね~か?」
淋しいよ・・・
淋しいって言ったら
シュン君、心配するでしょ?
「サキやマリがいるし
部活、楽しいから大丈夫だよ
シュン君は淋しい?」
「オレもマサヤ、トモキが
いるから大丈夫」
笑顔で答えるシュン君
シュン君が淋しいって言ってたら
私も本当は淋しいよって
泣きそうな顔で言ってたかも。
そのこと分かってて
大丈夫って言ったんでしょ?