変わらない想い
シュン君の誕生日
今日は水曜日
部活が終わって
タクとヒロシと三人で帰る
「なぁ~今から
カラオケ行こう!」
私は
急いで自転車に乗り
「ゴメン、これから
スーパーに買い物行くから」
「スーパー?
似合わね~し!!」
「うるさい!」
笑いながらヒロシが
「スーパーで何買うんだよ
どうせ菓子だろ!」
そりゃ~お菓子も買うけど
「お弁当のおかずだよ」
「そんなの母ちゃんに頼め
カラオケ行くぞって」
「タク、ゴメン
明日、シュン君の誕生日なんだ
お弁当作る約束してるから
カラオケは今度ね」
「セイラが弁当作るって?
ブタのエサじゃね~のか!」
「ヒロシ!!私だって
お弁当ぐらい作れるの」
たぶん・・・
作ったことないけど
お弁当ぐらい大丈夫だもん
「シュン先輩
弁当食って救急車で
運ばれたりしてな」
ヒロシは
言いながら笑っている
「ヒロシ、ムカつくんだけど!」
「まぁ~頑張れよ」
「うん」
めちゃくちゃスゴイ
お弁当作ってやるんだから!