変わらない想い
原付の音が響く中
「なぁ~その制服
中学生?いくつ?」
ヤダ、怖い・・・
あと少しで家に着く。
原付の男は
ぴたっと
私が乗っている自転車の横に
怖いよ・・・
男は喋りかけてくる
シカトして行っていたら
「おいって!
シカトしてんじゃね~よ」
「キャァ!」
自転車ごと蹴り倒され
男は原付から降りてきて
倒れている私の上に乗り
「騒ぐなよ」
イヤだ、怖い・・・
「てめ~何してんだ!!!」
(ボコッ、ボコ)
えっ・・・?
「早く消えろや!!!」
男は足元がふらつきながら
原付に乗り去って行った。