変わらない想い

「セイラ、大丈夫か?」




「・・・グッスン・・・グッスン
怖かった・・・グッスン

・・・怖かった・・・グッスン

トモキ君・・・グッスン・・・」



トモキ君は私を抱きしめ



「大丈夫
もう大丈夫だからな」



倒れた自転車を
起こしてくれて



「乗れるか?」




「・・・グッスン・・・うん」




トモキ君と二人で私の家に


シュン君のプレゼントを持って
二階に上がり




「トモキ、遅せ~ぞ」



マサヤが部屋から出て来た



「わり~遅くなった」




「んっ?セイラ泣いてんのか?」




「オレが泣かせてしまってよ」




トモキ君・・・



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