変わらない想い
シュン君は
玄関を開け
「ただいま~」
私は
シュン君の後ろから
「ぉっおじゃまします」
声が裏返ってしまった・・・
シュン君は
私の顔を見て笑っていた。
リビングに行き
シュン君の
お父さん、お母さんの姿に
ドキドキ・ドキドキ
かなりの緊張・・・
「セイラちゃん
久しぶり学校は楽しいね?」
シュン君のお母さん
たま~に
会っては話したりしている。
「はい、楽しいです」
「父ちゃん、母ちゃん
オレの彼女
よろしくしてやって!」
私は頭を下げ
「よろしくお願いします」
私・・・
顔こわばってないかな?
今までにない緊張・・・
「お母さん
セイラちゃんがシュンの
彼女なら大賛成よ」
「お父さんもな!」
二人共、喜んでくれた。
私は安心した。
シュン君の親から
認めてもらったって
ことだよね?
嬉しいし
なんか
毎日が楽しくなると思うと
ウキウキしてきちゃった。
「じゃ~セイラ帰るか
家まで送る」
「うん」
「セイラちゃん
もう帰るの?
なだ来て10分もたってないよ
ゆっくりしていって」
「はい
ありがとうございます
今日は帰ります
また遊びに来ます」
今日は
いきなりだし
挨拶できたから
十分だもん。
「じゃ~送って行く」
シュン君と
顔を見合わせ
微笑みあう。