変わらない想い
タクが玄関を開け
「サキか母ちゃん
バスタオル二枚持ってきて!」
大声で叫ぶ
シ~ン
誰もいないみたい
サキは、タカちゃんのとこに
行ってるのかな?
「セイラ
バスタオル持ってくっから
ここで待ってろ」
「・・・ゴメンね」
タクは、びしょ濡れで家に上がり
バスタオルを持ってきてくれた。
「ありがとう・・・」
「サキの部屋行って着替えろ」
「びしょ濡れで部屋入れないよ」
「風呂場の脱衣所で着替えろ
サキのジャージ持ってくっから」
「いいよ、私帰るね」
「外、雨ひどいぞ!」
(ゴロゴロゴロ・・・・・ピッシャ!)
雷が鳴ってる。