変わらない想い
夏休み!
シュン君と付き合い初めて
1ヶ月がたっていた。
シュン君とは毎日
昼休みは一緒に過ごして
帰りも一緒に帰り
夜はメールのやり取り。
夏休みは
勉強に励みなさいって感じで
3年の先輩達は
部活を引退。
もうすぐ夏休み
そして・・・
私の誕生日。
トイレの鏡の前で
「夏休み
部活の朝練
セイラ~どうする?
朝練サボる?」
サキが髪の毛を
クシで整えながら
ダルそうに言う
「サボりたいけど・・・
朝練ガンバって
全部出るよ
試合に出れるようになりたいし
サキも頑張ろう!!」
部活は
楽しくなり始めた時期だし
試合に出て
皆をびっくりさせたいから。
きつい練習も
頑張ってやりたい!
サキと一緒なら
頑張れるから。
「分かったよ
頑張りま~す
もうすぐ
セイラの誕生日じゃん!
シュン先輩と二人で過ごすの?」
「うん、夕方から
私の部屋でシュン君から
お祝い
してもらうことになってる」
サキに話して
聞いてもらうことで
喜びが増す。
「いいなぁ~
ねぇ~シュン先輩と
どこまでした?」
鏡越しに
サキを見る。
「どこまでって・・・
別に手をつないで歩いたり
腕組んだりみたいな」
「ウソっ!!
まだキスしてないんだ!?」
まだって
まだなんだけど・・・
そんなに
驚くことじゃ?
「・・・うん
まだしてないけど・・・」
私も
気にしちゃってること
キス・・・
いつになるのか
シュン君
私はいつでも
いいんだから
私のこの想い
分かってほしい。