変わらない想い

夏休み!


シュン君と付き合い初めて
1ヶ月がたっていた。


シュン君とは毎日
昼休みは一緒に過ごして

帰りも一緒に帰り
夜はメールのやり取り。



夏休みは
勉強に励みなさいって感じで

3年の先輩達は
部活を引退。



もうすぐ夏休み



そして・・・



私の誕生日。






トイレの鏡の前で




「夏休み
部活の朝練
セイラ~どうする?

朝練サボる?」



サキが髪の毛を
クシで整えながら
ダルそうに言う




「サボりたいけど・・・
朝練ガンバって
全部出るよ

試合に出れるようになりたいし
サキも頑張ろう!!」



部活は
楽しくなり始めた時期だし

試合に出て
皆をびっくりさせたいから。

きつい練習も
頑張ってやりたい!


サキと一緒なら
頑張れるから。




「分かったよ
頑張りま~す

もうすぐ
セイラの誕生日じゃん!
シュン先輩と二人で過ごすの?」




「うん、夕方から
私の部屋でシュン君から

お祝い
してもらうことになってる」



サキに話して
聞いてもらうことで

喜びが増す。




「いいなぁ~

ねぇ~シュン先輩と
どこまでした?」




鏡越しに
サキを見る。




「どこまでって・・・
別に手をつないで歩いたり
腕組んだりみたいな」




「ウソっ!!
まだキスしてないんだ!?」




まだって


まだなんだけど・・・


そんなに
驚くことじゃ?




「・・・うん
まだしてないけど・・・」




私も
気にしちゃってること



キス・・・



いつになるのか


シュン君


私はいつでも
いいんだから


私のこの想い
分かってほしい。


< 23 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop